心嚢液・心タンポナーデ
Pericardial effusion / tamponade
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CT造影胸部CTで心臓周囲の心嚢液貯留を矢印で示す。CT単独で心タンポナーデは確定しない。
疫学
心嚢液はさまざまな原因で生じ、量だけでなく貯留の速度も循環への影響を左右する。
一般事項
- 心タンポナーデは病歴、循環動態、心エコーを統合して診断する。
- 低血圧・頸静脈怒張などの典型所見がそろうことを前提にしない。
画像
1 枚典型所見
CTでは心臓を囲む液体の分布を確認できるが、心嚢液の存在だけでタンポナーデとはいえない。心エコーで右房・右室の虚脱、下大静脈や血流の呼吸性変動などを評価し、循環状態と対応させる。

造影胸部CTで心臓周囲の心嚢液貯留を矢印で示す。CT単独で心タンポナーデは確定しない。
James Heilman, MD · CC BY-SA 3.0
出典と原画像 · 商用利用可 / 改変可(継承条件あり)
変更:なし · 確認日 2026-09-24
帰属表記・確認記録
PericaridaleffusionCT.png — James Heilman, MD, Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0. Source: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:PericaridaleffusionCT.png. License: https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/. Unmodified source; describe any crops/annotations in actual use.
画像説明と利用条件の資料照合・目視確認済み。医療上の承認や診断性能を意味しない。
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画像で確認する点
CTでは心臓を囲む液体の分布を確認できるが、心嚢液の存在だけでタンポナーデとはいえない。心エコーで右房・右室の虚脱、下大静脈や血流の呼吸性変動などを評価し、循環状態と対応させる。
根拠:2025 ESC Guidelines for the management of myocarditis and pericarditis
クリニカルパール
| 確認するポイント | 臨床での読み方 |
|---|---|
| CTの心嚢液とタンポナーデを区別する | 掲載CTは心嚢液を示す。動的な心腔虚脱や血行動態まで、この一枚で評価することはできない。 |
鑑別疾患
| 鑑別 | 見分ける際の要点 |
|---|---|
| 肺血栓塞栓症 | ショックの原因として右心負荷を来す病態も鑑別する。 |
| 気胸 | 循環障害を伴う呼吸器病変も並行して評価する。 |
所見が似ている疾患や、見分ける際に確認したい正常変異を調べられる。
参考文献
- 2025 ESC Guidelines for the management of myocarditis and pericarditis ↗
タンポナーデの診断節:病歴・循環動態と心エコーを統合し、液体量のみで診断しない。